イラスト研究会代表 駒原みのりさんより

なないろ展を終えて・・・。

 イラスト研究会は、今年もなないろ展’2000で大いに東京ではじけてきました。
期間は、9月4〜9日。搬入を含めると9/2からの、7泊8日の東京滞在。
参加者は昨年より2名増え、9名。うち子供がいる者4名。
子供に電話口で泣かれる者もありましたが、何とか無事に大きな達成感を得て、 なないろ展を終えることができました。

  今年の展覧会のテーマはカレンダーでした。皆のイラスト入りのカレンダー カードを作りました。展示作品もカレンダーを意識して描きました。また、 昨年の訪問先は、出版社だったのですが、今年は、大手の印刷会社4社の カレンダー・イラスト担当の方々にコンタクトを取りました。残りの空き時間は、 それぞれ売り込みに行きたい出版社、AD、デザインスタジオにアポを取り、 画廊担当日以外は連日各々、精力的に駆け回っておりました。

私個人の今回の目的は、久保田さんの作品をまとめた本をできるだけ多くの方々に 見てもらい、出版してもらえる所を捜すというものでした。
絵本というより画集に近い豪華な本で、まずニ社ぐらいしか、出版は無理だと分かりました。
今その内の一社にダミーを預けています。まだまだプッシュするつもりです。

 なないろ展を終え、直にお仕事の依頼が、あった者も数名あり、とてもさいさきはいいように思います。何よりも、なないろ展出品者全員が掴んだことは、グループ展を開き、 編集者等と話すことで、個々が今何をすべきかが、よくわかったことです。
特に2年目の者はファイルを元に、プレゼンテーションの工夫もでき、どの出版社が自分に 合うのかも、だいぶわかったようで、編集者との関係に何らかの手ごたえを感じたようです。 グループ展と言っても、展覧会を開いていることは表面的なことで、本質は大いなる営業の 一週間だったのです。

 そこで私が感じたことは、東京には、選ばなければ仕事はたくさんあるということ。
出版社の数の多さには驚かされますが、出版社が今一つ元気がないことも確かです。
自分の本当に描きたいもので、勝負できること。でも、その競争に勝つには200倍の競争に 勝つ覚悟と努力が必要です。続けることの効果は、2回でも十分にありました。
 また、いいことばかりではなく、連絡の行き届きが悪かったり、同じ出版社にアポが 重なったりと反省点もあります。たぶん来年は、なないろ展参加を望む人が、増えることでしょう。
その対策を、次回イラスト研究会で話し合う予定です。来年も必ず続けます。
今年感じたことをしっかり胸に焼きつけ、きっとまた一段、階段を登ってくれると思います。
毎年、いい形で進化し続け、いいエナジーを出せたらと思います。イラスト研究会は、一人では できないこと、越えられない限界を皆と楽しく、これからもクリアしていくつもりです。

●プロフィール:駒原みのり

 イラストレーター・絵本作家・絵本プロデューサー・ エディター・大阪芸術大学非常勤講師・WANAイラスト研究会代表・震災に合った お年寄りに絵を教えるボランティアもしている。



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